写真塾やりたい

 フランス行って帰ってきて1週間あまり、延々とパソコンの前で作業しております。早く電脳化したい。運良くなのか運悪くなのか、不思議なくらい撮影仕事が入っていないもので、ここぞとばかりに事務作業をしまくっております。

 今日はアレなんです。最近ずっと考えている、写真塾やりたいなー作れたらいいなーというお話について。飽くまで願望なんですが、是非聞いてください。



講師としてのはじめ

もともと私、写真会社で後輩を教えるところから写真講師としてのキャリアを始めました。
 教えるのが向いていたようで、とりあえず後輩たちは問題なく現場へ。もちろんある程度から先は個人の問題ですし、私とくにプロなりプロでやろうっていう人にはより厳しいので、「勝手にやれない」奴はどのみち役に立たないよー、とどんどん放り出しちゃうんですね。もちろん困った事があると相談されれば一緒に解決するんですけど。

 そういう風なので、そこからフリーのカメラマンとして独立し、空いた時間に講師業もやろう、って始めてからも、いわゆる手取り足取り系の教え方はあんまりいたしません。

アマチュア時代に撮ったぬっこ


考えかた

 初心者の方を相手にする場合は、そりゃ知識がまったくありませんから、絞りだなんだについてゼロからお教えします。それは当然そうですね。

 ただ、私が一番得意とする、というか私感なんですが社会から一番求められているんじゃないか、って思うのは、中級から先に進もうとする人にとっての指針を示す役割なんじゃないかと思うんです。

 絞りやなんかのカメラの内部で起きることやメカの事については、別に一人で解決できちゃうんですよ、今の時代。書籍でもインターネットでも、教えてくれる人がたくさんいます。もちろん間違った情報も多いですし、自分が理解するために良い切り口で入ってくれる人っていうのがあんがい少ないもので、たとえプロの講師だとしても自分にぴったり来るとは限りません。そこは自力で探さなきゃなりませんよね。

 ただ情報自体が大量にあるのは確かなので、根気さえあれば情報たどり着くことは出来る筈なんです。

 問題は、その情報を自分の状況と照らし合わせてどう身につけるかっていう部分。ここが皆さん一番難しい。

解決するには

 非常にざっくりした話ではあるんですが、何か知りたいこと、解決したい問題があるとしますよね。
 それを解決するのに役立ちそうな情報がある。でもその情報の活かし方、自分の状況への当てはめ方が分からない。

 そういう時は結局数を撮るしかないんです。根性論なんですよ。

 「教える」立場としてはどうなの? と思われるかもしれませんが、これ一番誠実なんですよ。だって撮るしか解決策がない時に「こんなレッスンを受けると上手くなりますよ~」っていうのが普通の写真教室でしょ。教室だのスクールだのは、解決しないでズルズル通ってもらうのが一番儲かりますから。

 それと比べたら、必要な時は「ええから数撮ってこい!」とおしりを叩いてドアの外に出してやる方が誠実です。

これまでのお教室

 私も「ビヨンド写真教室」という名前で教室を立ち上げて、あれこれやってみたことはあるんです。
 初心者クラスはどのみち必要なので、まあ全6回とかで絞り~シャッタースピード~とかってやります。ここは必須。

 でもそこから先のことについては、各自道がバラバラになっていきますし、そもそも初心者クラスでも全然やる気がない人って結構いるんですよ。なんで来ちゃったの? もったいなくない? って思うんですが、どうもカルチャースクールみたいな感覚で来てしまうようで、ああなるほど単価もそれに近く(安く)設定していたから、お茶会ついでに写真が上手く撮れてブログで人気が出るようになりたい、みたいな方は来ちゃうよねと。

 いや別にそういう方が悪いっていうわけじゃないんですが、ちょっとよく見てみれば、私みたいなめんどくさそうな奴のところには普通来ないと思うんですよね。つまり不注意が重なって来てしまいましたみたいな感じの方がいらっしゃるんです。これ商売なら喜んでアレするんですが、あんまり商売っ気がないので上手く噛み合わないんですよ。

 別に必ずしも目が血走ったような本気の生徒さんばかりじゃないとダメ、ということはないんですが、あんまりやる気のない生徒さんを相手にするのはさすがにこっちは疲れちゃうのよね……というのと、先の「数を撮らせなきゃなんない時に、レッスンを受けさせようとする」問題。この二つがずっと引っかかっておったんです。

解決策としての塾スタイル

 解決策としては、もう塾にするしかないなと。
 全然物件を見つけに行く時間すら作れておらんのですが、まず何かしらの場があって、そこに行けば写真の話、カメラの話ができる。写真が撮れる。そこからネットを通じて発信する。人を招いてお話を聞いたりできる。こぎれいなお茶会の場ではなく、写真が好きな人間がわっしょいわっしょいできる場所。

 そういう場があれば良いんじゃないの、と思うようになりました。
 塾生だからお客さんではありません。月謝を取るんだけどサークルの維持のために骨も折ってもらいます。塾というか道場というか、そういう感じですよ。そのうち師範代を指定して初心者に教えてもらうのもアリでしょう。

 普通はフォトグラファーがスタジオを作りますっていうと、商業スタジオで一般の方は立入禁止にしちゃってひたすら商業撮影をするか、営業写真館にして路面店として「さあどうぞいらっしゃい」って常にお客さんが入って来られるようにするか、どっちかでしょ。

 そのどちらにもあんまり興味がないので、こうなったら多少商業撮影はするんだけど、塾として開いちゃうのが面白いんじゃないかなと。

 もちろん通ってくれる生徒さんの数が相当数いないといけないだとか、月謝はいくらにするんだどうするんだみたいな商売上の話は後からなんですが、アイディアとしては悪くないなと思っているんです。

塾で何する

 もうね、全6回で初心者コースみたいな決まった形でやるの、飽きたんすよ。必ずしも生徒さんの役に立たないし。
 なので、いちおう定期的に「この日は初心者向けのことをやるよー」とかっていうのを決めはするんだけど、参加はお月謝を払っていれば誰でも何回でも自由。

 同時に、別の日にはパソコン系をがっつりやりたい人のために後処理デーを開催とか、ライティングをやりたい人向けにストロボデーを作るとか。モデルさんを呼ぶのも場所があれば簡単ですからね。

 細かくワークショップを設定してちまちまやるより、そのほうが間違いなく写真を撮る人間として技術、感性ともに鍛えられるんすよ。有機的に成長ができるといいましょうか。

 あと、もちろん「数を撮れ!」っていうのを実践する場にしたいので、スタジオ内でも外でもがんがん撮ってもらって、それをどんどん互いに見せられる場にしたいなと。

 それをやろうと思った時に、設備としてはとにかく白くて天井が高い部屋がどーんと一つあれば良いんすよ。そこにネット回線、パソコン1式、ストロボ背景紙などなど、そういうのね。

とまあ夢は膨らみますが

 この塾っていう形式、講師が誰でも良いってわけじゃないんですよね。私みたいな背中を見せるタイプの講師でないとなかなか成立しないんだろうと思います。だからこそやってみたいと思うんです。思うんですが……

 結局今のところ、食うためのカメラマン仕事と、そことは別の作品を作る活動、及びそこに掛かる資金調達でもういっぱいいぱいい。

 塾をメインにしてカメラマン仕事を請けないくらいの状況になったらかなりの問題が解決するんでありますが、よほどのきっかけがないと動き出せませんね。

 そうそう、2泊3日とかでプロを受け入れて徹底的にライティングを教えるとか、そもそも講師になりたい人にどう教えるとアレなのか教える講座なんかも場があれば出来てしまうのでええなーと思うんです。思うんですが(略

 ということで、夢の話に付き合ってくださってありがとうございました。

 もし西東京近郊で土地や家屋が余っている方がいらっしゃったら、是非相談させてくださいねw

スタジオ撮影も楽しいのでどんどんやりましょう