Youtubeをやっている事であれこれ考えること1

 今日はサンセットスタジオTVのナカモトダイスケさんのツイートに触発されました。


 ここから連なる一連のツイート、おっしゃる通りなんですよね。

オファー意外と来る

 Youtubeをやっていて、登録者が1万人を越えたあたりから、色んな企業や団体から、ちょくちょくメールが来るようになりました。

 私の場合はYoutubeをやっているといっても、いわゆるYoutuberとしてのマネタイズを考えて営業をしているわけではなく、あくまで趣味領域。

1.面白い。
2.いつか撮影仕事につながってギャラを上げる理由になればいいな。

 の2つです。現在、リアル世界での撮影仕事とは全然繋げていないどころか、身上調査をすると私がカメラメーカー相手であっても好きに言ってしまう人間でやばい、というのがバレてしまうのでマイナスの可能性すら! 正直ですからね。正直というかオープンにやるのが面白いと思っているので、極力オープンです。プライバシーの問題とはまた別なんですけど。

 金で転ばない人間って交渉相手として一番めんどくさいって言いますけど、良い意味で半端な状況なのでわたし自身は楽なんです。背負うものが少ないですから。

普通のYoutubeビジネスモデル

 普通はほら、なにか面白いことをやって、Youtubeという媒体を使って顔を売って、そのチャンネルで何か紹介することで広告料を貰うという形がYoutuberの典型ですよね。というかそういうマネタイズをしている人を指してYoutuberと呼んでいると理解しています。

 私の場合は、カメラマン仕事で食わせてもらっているので、Youtubeでの収入はゼロでもまったく困りません。
 いちおう収益化していたり(つまりみなさんが動画を見てくださると、ちょびーっとずつお金が入ります)、有料動画を売っていたりするのでお金が入ってくることは入ってくるんでありますが、余暇を活かしたちょっとした副業程度のものであります。

 これね、ニュアンスがなかなか伝わりにくいと思うのですが、Youtubeをやること自体が楽しいわけじゃないんですよ。だって動画は正直可能な限りやりたくありません。

人に教えるのは楽しみというより使命感ですね。やらねばならぬ的な。だからYoutubeは社会活動と思っています。社会活動=無償、というのは当てはまりません。活動する間の労賃はちゃんと計算しておかないと持続性がなくなっちゃいますからね。そういう意味での収益化です。

なにが楽しいのか

 わたしはとにかくスチル撮りとRAW現像が好きなんですよ。
 何かしら面白いもののスチルを撮ってRAW現像するだけで一日が終わって、それが365日続いてくれればそんな幸せな事はありません。だからスチルカメラマン稼業って天職なんですよ。

 私の場合は、けっこうな趣味度の高さといいますか、仕事も趣味の延長でやってしまっているので、その分、仕事で依頼された撮影であっても写真はみずみずしいと思うんです。現場でも楽しく撮っていますから、明らかにそれは現場の雰囲気向上に貢献します。

 ただ同じ事をずっと続けると飽きちゃうんですよ。
 だから違う場、違う被写体とつながるにはどうしたら良いのかな? どうしたら楽しみ続けられるのかな? と考え、また写真関連のあれこれを教えるのはもともと苦にならない人間だったので、じゃあYoutubeでもやってみっかな、と思い立ちました。

 だからYoutubeでお金を稼げるっていうのは、現実に自分で「はい収益化します!」って収益化してチャリンチャリンと細かいお金が入ってきてはいるんですが、アフィリエイターみたいに真面目にやっているわけではないので、なんというか興味がないんですよね。額が小さくても気にならない。

 もちろんお金が入ってくれれば、見てくれているみなさんも喜んでくれるし、もっと動画を録る時間を作れるので頑張ろう! ってなるんですけど。今はちょっと中途半端な状況なんですよね。

オファーを受けるということ

 Youtubeをやっていると、冒頭に述べた通り、お仕事として商品の紹介やってくんねーか、というのがいろんなところから来るわけです。

 ところが私が扱っているのってガジェットじゃないでしょ。「商品を紹介する」んではなく、「商品の使い方、つかいどころを教える」のがメインなんです。なので、うちの商品使ってみてヨー、ってたとえば中国製の三脚の依頼が来ても、単に「三脚ですね」で終わっちゃう。

 ここがマッチングしてくれたらね~と思うは思うんですよ。
 こっちは写真を楽しむ人を増やす(正確には停滞してしまうことの多い初心者寄りの中級者領域の人のお尻を叩いてぐいぐい上に引き上げる)事を使命と思っているし、マネタイズしてくれればその分しっかり手間暇かけてやる事が出来ます。

 だから単に商品を紹介してー、とオファーをもらうのって、光栄ではあるんだけど私の動きとはマッチしないのよね。よほど面白そうな商品だったら興味を持って紹介させてもらうと思うんですけどね。だってそれ、普段から好きでカメラとかレンズのレビューをやっているのと同じ事ですからね。

 また依頼を受けてしまうと、依頼を受けたということで最初から仕事としての取り組みになってしまうので、完全にコストベースで考えなきゃならなくなってしまうというめんどくささもあります。

 いわゆるYoutuberであれば、最初から目的はそこなのでガンガンやれば良いんですよ。
 でも社会活動でありながら、同時に宣伝もしてしまうのはちょっとどうなんだろうなぁ、上手い着地点というか、見ている人たちに対して「フェアにやっとるよ」と説明しながらでないとダサいよなぁと思うんです。

 ダメ方向の最たるものがステマっていうやつですよね。
 皆さんに良いものを善意で紹介するよ、ってやりながら、実は商品のメーカーや代理店からお金をもらっていた宣伝でした、ってなっちゃうのはまずいですわ。あれ不動産屋の違法な路上広告と同じで、儲かるからやりたくなるんでしょうね。そこに私が加担するわけにはいかないので、フェアであり、なおかつ請けるのであればクライアントに対しても売り上げが上がるようなアプローチをしないと意味がありません。

 あと、そもそも動画を作るのって仕事で考えると一本最低でも10万円単位でお金と時間と手間が掛かっているんですよ。
 仕事になってしまうとそこがきちんとペイするようにやらなきゃなりません。趣味だから「ないもの」として考えているものも、仕事ってなったらきちんと計上しないと、好き嫌いとかの問題ではなく社会的にまずいという側面もあります。つまりきちんと儲けを出さないと、動画で食っている人、宣伝することを本業にしている人に申し訳が立たんのですよ。

 趣味=何時間かかろうが好きでやっているからOK
 社会活動=最低限のバックがあって本人がある意義を感じていれば実働については趣味と同じで相殺も可
 仕事=人が動く、ものを使う場合はすべて金額に換算しなければならない。最終的な収益で原価を大幅に上回らないと『仕事』とは呼べない

 であります。
 Youtubeに関しては、収益化してるつっても赤字垂れ流しですよ。意義があって面白いと思っているからやれているだけ。そういう趣味的な成分が多いからこそ面白いんですよね。同時に嘘が蔓延する土壌になる理由でもあるんですけど。

Youtubeそのものがまだ若い

 というような事をあれこれ考えておりまして、今のところメーカーさんからの依頼で何かを紹介というのはやっておりません。

 今後何かしらの形でYoutube上で宣伝というか広告に加担することはあると思うんですよ。
 ただそれがどういう形になるかっていうのはきちんと考えて提示していかないといけないと思います。そもそもガジェット系の方が明らかにビューが伸びるんだけど、そっちばっかりになったら私の存在意義がなくなっちゃいますからねえ。

 別にガジェット系がどうこう、というのはありません。あちらはあちらで役割が違うというだけの話。

 実際、私も気になる機材があった時に、ガジェット系のYoutuberのみなさんが紹介されているのを見て参考にさせてもらいますからね。単なる開封動画であっても、手に持った時のサイズ感なんかはよく伝わるので、購入前の検討段階では非常に役に立ってくれます。

 そこへリアルに機材を現場で使うプロの意見が乗ってくるっていうのは、見る側の人にとっても益のあることでしょう。じっさい、つっとんさんがやっているのはそこです。

 ま、Youtubeっていうメディア自体がまだ若いので、その辺りはみんなで考えて行きましょうだし、フリーランスだから誰かの作った型にはまる必要はありませんからね。自分は自分でやっていけたらなと思います。


 というようなところで、Youtubeに対してつらつら考えることの前半は終わり。長いから分割しとります。

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