盛岡へ行ってきた 2/2

 盛岡2日目です。1日目はこちら

 泊まったホテルがオプション数百円で高層階に泊めてくれたので、盛岡の町を一望できました。天気予報は雨および曇りだったのですが、予想を覆して快晴。この快晴は一日続いてくれてきれいな色の写真がたくさん撮れました。

 そう、写真は光に左右されてしまうので、こちらの準備や気合だけではどうにもならないことが多いのです。特に風景は、いかにもな快晴の日が一番ありがたいといえばありがたい。もちろん、どろっと曇ったダークな写真がほしいのであればその限りではないのですが。

ホテルの部屋からの眺め

 Google先生で改めて調べてみたところ、盛岡市は人口約30万人。立派な都市ですね。長期的に見ても人口の増減はさしてないようで、住みやすいところなんだろうなあという私のぱっと見の印象通りなのかもしれません。

 その盛岡市、岩手県のど真ん中のちょっと左上に位置しております。新幹線で行くとスパッと盛岡市まで行けるので楽ちんですが、そこからの移動はなかなか難渋しそうで、特に海岸の方に出るには車を使うか、Google Mapsで見ても「これは本数が少なそうだな」という電車に乗っていくしかありません。

 一泊二日の旅程、できれば移動時間はできる限り短くしたいんだよなあ……と思うので、どうすっぺなと事前に思慮しておりました。


城跡公園の端っこ。

 すると、以前から私があれこれ写真の与太話を流しているYoutubeからTwitterを経て仲良くなった夏木さんというお友達がいらっしゃいまして、その方が車を出して下さるというのでお言葉に甘えてゴーです。

焼き走り


 いきなり40分ほど走って、八幡平市の岩手山焼き走りというところへ連れて行ってくれました。

岩手山。

ひたすら溶岩。
この焼き走り、岩手山からちょっと距離があるはずなのですが、昔岩手山がドカーンと噴火した時に降り注いだ溶岩が一面に広がっている溶岩の広場です。とにかく見渡す限り黒い溶岩。

 ハワイなんかの観光写真を見ると、キラウェア火山でしたか、黒いごつごつした溶岩がそのへんにあって、というのが定番になっていますが、太陽の光を浴びてなお黒い溶岩が一面に広がっている景色というのは新鮮でした。光を吸うんですよね。

一本松

 おそらく多孔性だから音も吸ってしまうのでしょう、山の上だからというを差し引いても静かなところでありました。転んだらえらい怪我をしそうで、スニーカーを履いて町撮り装備で来たのを後悔しました。

帰りの遊歩道
そこからまた夏木さんのドライビングにお任せして、今度は海を見に連れて行ってもらうことになりました。なんという他力本願。


休憩。

おばあちゃん視線の先は何


 2時間ほど走って着いたのは浄土ヶ浜です。岩手県宮古市。



 駐車場から、このきれいな海が見えただけ「うわああ!」と40男のテンションが上がりまくるくらいにきれいな海であります。ああ写真では再現できないんだろうか、とフィルム、デジタル問わず永遠の問題に直面するくらいきれいな青。



 宮古市のサイトによれば、
"浄土ヶ浜の地名は、天和年間(1681〜1683)に宮古山常安寺七世の霊鏡竜湖(1727年没)が、「さながら極楽浄土のごとし」と感嘆したことから名付けられたと言われています。"





 浄土ヶ浜の何に対して極楽浄土と思われたのか分かりませんが、とにかく良い感じなんです。

 海はきれい、空気もきれい、緑も正しく緑色をしていて、水は透き通っています。

 写真を撮ると、とくに岩。岩が白くてきりきりと目に映えるんです。


岩手の光+岩手の岩。

 もともと岩やコンクリートなど硬いテクスチャーのものが好きなのですが、こんなに濁りのないきれいな光で岩を撮るのは初めてかもしれません。






 写真を撮っていて、光がきれいというのは大きなアドバンテージです。
 たとえば都会の光は空気中に何やら汚いものが沢山混じっていまして、光の中の波長の小さな成分が通りにくく、濁った色になりがち。

 太陽からカーッ! と放たれた光は地球に届くまで真空中を進んでくる筈ですから、成層圏を突き抜けて対流層を突き抜けて、最終的に地上の私達のところに届く寸前に、その地域ごとの特色のある汚れた空気で良い色の出る成分が削がれてしまいます。

 岩手の空気は、この日の天気が単純に良かったというのを差し引いても素晴らしかったんであります。








 水水水。水ばかり撮りたくなるくらい水が良い感じ。

 恐らく空気中に蒸発するのは面積から考えても海の水が多いんでしょうね、特に海の近くではその海の成分が空気中の成分に影響を与え、それが光の違いとなって現れると思うと、海のきれいさと光のきれいさはリンクしているのかもしれません。





 大興奮で岩と水を撮りまくり、また夏木さんに2時間ドライブしてもらって盛岡駅まで戻り、この日は解散しました。

 前日、天気があまり良くなかった時に盛岡市内をうろついたときも、「そういえば」と思い起こしてみると十分に空気のきれいさ、緑のきれいさが発揮されていましたし、水もやっぱりきれいでした。そのへんを歩いている皆さんのお肌もきれい。そういうことなんでしょうね。

 最後に、RX100というコンデジで水や緑のきれいさとはあまり関係がない金属とガラスの被写体を撮りましたが、やっぱりそこまでの空気がきれいだからよりパキッと写っているような気がしてなりません。




 一泊二日と短い旅程でしたが、夏木さん大変お世話になりました!

 また近いうちに岩手を訪れてきれいな空気と水と岩を堪能したいなと思っとります。

 それではまた。




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